2023年06月13日
慢性腎不全とは
慢性腎不全(chronic kidney disease : CKD)とは、蛋白尿や腎機能の低下が慢性的に続く状態で、放置したままにしておくと「末期腎不全」となり、人工透析や腎移植を受けなければ、生きていられなくなってしまう状態の事をいいます。末期腎不全は世界的に増え続けており、いわゆる”隠れ腎臓病”のうちに、早期発見、早期治療する事が大切です。
現在、日本には約1300万人のCKD患者さんがいるといわれています。これは、成人の約8人に1人にあたる数です。また、人工透析を受けている患者さんも、すでに26万人も超えており、その数は毎年1万人ずつ増え続けています。
CKDが悪化すると、心臓病や脳卒中などの心血管疾患にもなりやすいことが明らかになっており、いかにCKDを治療し、心血管疾患を予防するかが大きな問題となっています。
しかし腎臓専門医の数は少なく、たくさんいるCKD患者さんへ適切な医療を受けていただくためには、医療スタッフがCKDに対してより専門的な知識を身につけ、チーム一丸でCKD患者さんをサポートしていかなければなりません。
そこで作られたのが腎臓病療養指導士(CKDE)という制度です。岩手県内では病院や透析クリニック以外では初めて、当院の看護師が腎臓病療養指導士を取得しました。
透析になってしまう原因疾患の一番は「糖尿病」です。
糖尿病を専門で診ているクリニックの責任として、一人でも多く、透析になる患者さんが減るためにサポートしていきたいと考えています。心配なことがあれば いつでもお気軽にご相談ください。
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